献身。

  そこまでやるか、というくらい働いているな。3回も死にかけたよな。来月パッタリ斃れなければいいけどな。痩身だが不死身だな、じぶん。

セラビ。

  深く悩むには人生は短すぎる。いちばん良いことは、この世に生れないことだ。

グッドバイ

詩人の言葉をチャッカリ拝借して
女を口説くなんて最低だよ
ぼくは気の効いた台詞を吐けないので
二十四時間嘔吐する
アルコール依存症になった
見知らぬ女に乱暴したのは病気のせいだ
DNA鑑定など必要ない

無理心中なんて ダサイ
贅沢なコンプレックスさ
死にたい奴は死なせておけ
ぼくはぼくできみはきみだ
水曜日に初ランチした女と
日曜日には初セックス
それがぼくの日常茶飯事
ランチョンマットの上には
子牛のステーキにボルドーワイン
ピンク色のシャンパンもいいね
ああ最高だ

志を高くして男は生きなければならぬ
というのは死んだ父の口癖だった
安心してくれないか
あんたの寸志と莫大な借金と
薄っぺらな正義感と気紛れな癲癇質を
ぼくはしっかりと受け継いだよ

ぼくの上半身は感情のない銀行員として
毎日毎日他人のお札の枚数を勘定しているが
ぼくの下半身は娼家から戻ってこない
白いベッドシーツに
これ以上黄色い陰謀を残すな

意図せぬにせよ
特別サービスにせよ
ブルーのブラウスの襟の間から
ときどき見え隠れする
女子行員の意外と饒な乳房を揉み
葡萄の粒を舌で転がせば
ぼくは夢の独房に閉じ込められる
ぼくの心臓は薄汚れたペイブメントに
真っ赤な蛋白質を流し続けるだろう
今夜も

夜にその名を呼べど
返事は偏屈で退屈な闇の中に消えてゆく
ありふれた日常は
ぼくの日記に何も記録されないのだ
ショーウィンドーの中のマヌカンに
ぼくは跪き祈る
招かれざるひとよ
もう二度とぼくの前に姿を見せるな
秋波を送るのは止めてくれないか
周波数がきみとは合わないのさ

白白と明けかかる
東の空の反対を向き
街の背後へ墜ちてゆく
海月のような女にぼくは叫ぼう
ぼくの怒張した物語を
微笑みながら咥えこみ
天秤秤にかけてくれて
ありがとう
そして
サヨナラと

まだ老骨に鞭打てと?

 「頼りにしています」なんてぬけぬけと言うが、 早い話、甘えだろ!! たく、凡庸の輩と一緒に仕事するのはもうコリゴリなんだよ。まあ、いい。仕事をしないのが彼らの仕事なので、俺は「俺流」を貫徹して終わる。ただし、脱殻にはならん。今年いっぱいの辛抱だよ。

一匹狼、吠える。

  橋上の人よ、武士の一分、一寸の虫にも五分の魂。美辞と麗句を並べ立てる自己保身主義者に我慢ならず、頭を下げさせてやった。いったい俺を誰だと思っているのだ、とね。上司も部下もへったくれもない。ケツなら幾らでも捲ってやらあ。所詮米つきバッタ。地位と肩書に胡坐をかいているが、虫けら以下の奴らだ。いったい、この組織に殉死や憤死する価値があるのかね。糞くらえだよ。俺は余命幾許もないが、死ぬまで吠え続ける。